"繊維芽細胞"と聞くと何か難しいものを想像してしまいそうですが、実はこれは人の真皮の中にあって、コラーゲンやエラスチンやヒアルロン酸などを作り出す細胞のことをいいます。
わたしたちは加齢と共にこれらの物質が作られなくなって「コラーゲンをたくさん含むものを食べないといけない......」とか「ヒアルロン酸の入った化粧品は......」などとアンチエイジングのためにも一生懸命に考えますが、もともとは細胞が自分で作ることの出来るものなのです。
この細胞はコラーゲンを繊維束にして、真皮構造の中心をなしていますが、加齢や紫外線の影響を受けて細胞自体が規則性をもった繊維を生成する力がなくなってしまいます。
そのために年をとると誰でもシワやタルミが出てくるわけです。
しかし、医学的知識のない私たちは自分の体に移すことはできませんが、"繊維芽細胞"というのはシャーレの中で人工的に培養するのは私たち素人でも簡単なのだそうです。
このような培養による治療が、最近では美容整形の分野で行なわれ美容効果をあげることに成功しています。
その治療方法を見てみると・・・・・・まず、患者の耳の裏側から自分の"繊維芽細胞"を培養するための皮膚が採取されます。
このときのキズというのは数ミリ程度のもので傷跡が残る心配は全くありません。
それから2~3ヶ月かけて培養が行なわれて、患者自身の"繊維芽細胞"を増殖させます。
そして充分増殖したあとでそれは、患者の治療部分に注射されます。
この注入にかかる時間は15分程度ですが、ヒアルロン酸と違って数回注入するだけでシワの組織は再構築されて充分なコラーゲンが作り出され始め、肌は生き生きとした輝きを取り戻すことができます。
自分の細胞からとった組織を使うためにアレルギーの心配もなく、安心して治療を受けることができますが、シワだけでなくニキビ跡の陥没などに対してもその効果は想像以上で、今後はさらに注目されるのではないかと言われています。
美容整形のミニ知識は、美容整形について解説しています。
わたしたちの皮膚には"汗腺"と"皮脂腺"とがありますが、"汗腺"はさらに"エクリン腺"と"アポクリン腺"とに分かれていて、"多汗症"の原因となっているのが"エクリン腺"から分泌される汗で、わきがの原因・・・・