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レーザーの歴史

"レーザー(LASER)"という名前は、他のものを寄せ付けないようなその卓越した性質にしっくりと合っていて、その言葉を聞いただけで私たちは"何かすごいもの"であることを想像できそうですが、実はこれは純粋な名詞ではなくて「Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation 」の頭文字をとった造語で、「放射の誘導放出による光の増幅」というふうに和訳されています。

レーザー光の開発に初めて成功したのはアメリカの学者で、彼は1960年にルビーの結晶を利用してレーザー光を作り出すことに成功しています。

この成功は、1920年にノーベル賞を受賞したドイツ人の理論物理学者の論文や、それによって1954年に開発されたマイクロ波をまっすぐにしかも強力に送り出す装置が原点となっており、彼が開発した"ルビーレーザー"は数年後に、子供の皮膚の血管腫の治療を成功させたことによって一躍有名になりました。

1983年には、アメリカの大学で行われていた研究が有名な科学雑誌に掲載され、その「レーザー光は人の皮膚において特定の色素だけに反応を起こさせることができる」という趣旨の理論がきっかけとなって科学者たちはレーザー光を使った"永久脱毛"が可能であるということを発見しました。

そして1996年にはルビーレーザーを用いた"永久脱毛機"が誕生しています。

とはいえ、この脱毛機はメラニン色素の少ない白人にのみ対応が可能で、有色人種である私たち日本人の肌に対しては、メラニン色素に対する過剰反応が起こって光が毛根までたどり着かず、表皮にやけどを生じさせる危険性が高いことが分かって、開発は一旦中止されました。

しかし、その数年後には波長の長いレーザー光を使ってその不具合も改善され、以後2000年にかけてさまざまな美容機器が誕生しています。

人類の歴史においては、発見からまだあまり長い年月の経っていない"レーザー"ですが人類への貢献度は非常に高いもので、今後もレーザー光を利用した機器の開発はあらゆる分野で期待できそうです。

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